孫のための学資保険
子供が産まれて喜んでいるのは、親だけではないはずです。
親戚や祖父母も喜んでいるはずです。
今や現役で働いている若い世代よりも、その上の祖父母の世代のほうがよりたくさんの収入があって、たくさんの年金をもらっている場合があります。
子供のための教育費を祖父母が援助するということも珍しいことではありません。
そこで孫のために学資保険に加入しておこうという祖父母が増えてきています。
実は学資保険は、親だけでなく三親等以内の親族であれば、加入することができます。
そのため祖父母でも加入することができますので、今の若い世代が不況などで給料が増えていかないという現実を見て、孫のために学資保険に加入するケースが増えてきました。
しかし、問題は祖父母の年齢や健康状態です。
いくらお金があったとしても、年齢が65歳以上であったりすると、その後の保険期間も短くなってしまいますから、学資保険のメリットを受けることが難しくなってしまいます。
それでも健康状態に全く問題がない人であれば、保険料払込免除特約を付帯することができる場合があります。
これは祖父母が死亡したり、高度障害になってしまった場合には、保険料の支払いが免除される特約です。
しかも満期の学資金はきちんと受け取れるようになります。
人は必ず死ぬものですが、子供は満期になれば満額の学資金を受け取ることもできますから、とてもありがたい保険商品だということになります。
祖父母が加入する学資保険で気をつけることは、贈与税や相続税の支払いが起こることがあります。
これもどのくらいの金額の保険料を支払っているのかによります。
もし気になるようでしたら、あらかじめ保険会社の担当者に相談してみることも大切です。
面倒な手続きややり方になってしまうようでしたら、素直に親が契約者となって、祖父母からお金をもらい保険料を支払うようにしたほうがいいでしょう。
その場合も保険料相当の金額にしておきましょう。