満期学資保険と祝い金

学資保険にもいろいろなタイプがあります。
ただ、貯蓄目的で入るという人が多く、できるだけ高い返戻率の保険商品を選ぶ人が多いのも確かです。
保険金の受け取りは満期時になるというところが多いのですが、そうしたパターンではなく、何度か学資金の一部を受け取ることができるパターンも選べるようになっています。

そうした学資金の受け取りのことを祝い金といって、小学校入学時や中学校入学時にもいくらかそうした祝い金が出るようになっています。
公立の学校へ入学するにしても、入学時には意外といろいろなお金がかかります。
例えば、教材費やランドセルや制服の費用などもかかりますし、せっかく新しく入学したのですから、何かお子さんにもいろいろなお祝いを買ってあげたりすることもあります。

そんなタイミングで祝い金として学資金の一部を受け取れるようにしたものがあるというわけです。
もちろん、お祝い金をもらいながらも毎月の保険料は払っているわけですので、ただでもらえるわけではありませんし、原資は自分が支払っている保険料です。
しかし、将来に受け取る満期学資金の一部を受け取るわけですので、全く問題ないといっていいでしょう。

むしろ、節目の時期にお祝い金としてまとまったお金が出ることで、家計の助けにもなるわけです。
いろいろなタイプの保険商品がありますが、中には何度も受け取れるものもありますし、もし受け取り時期が来ても据え置きにしておき、必要なときに受け取ることができる便利な保険商品もあります。
こうした選択ができる保険商品は、加入者にとってはとてもありがたい保険商品です。

子供が小さいときはそれほど多額のお金は必要ありません。
そして、本当にお金が必要なときに取っておけるわけですから、とても使い勝手がいいものといえるでしょう。
一番お金が必要な大学入学時までずっと貯めておくこともできます。
こうして考えると、学資保険を選ぶときには、融通の利くものを選ぶほうがいいといえます。